「売り上げを減らそう」レビュー

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「あり得ない」を形にした

  1. 営業時間3時間半
  2. どんなに売れても100食限定
  3. 飲食店でも残業ゼロ

こんな飲食店、私も働いてみたい。

飲食店で働いたことがある人なら、絶対面白い本です。

著者の中村さんは、
最初から成功できたわけではありません。
飲食経験はマックのレジ打ちだけ。
「ずぶの素人」が積み上げてきた「経験」と「痛み」が書かれています。

面白ポイント

会社が儲かっても、社員が報われないのはおかしいp169

「頑張れ」じゃなく「仕組み」で人を幸せにしたい。
こんなこと社長に言われて、実際にやれていたら絶対泣いちゃう・・・

頑張っても、頑張っても、ちっとも増えない給料・・・
なのに、重役たちはいい車に、外食・お酒。
決断がそれほど大変なことで、従業員たちを守ってるから、
高い報酬をもらうのはわかる。

だけど、毎日、毎日頑張ってるのに、

  • 少ない休み
  • 取れない有給
  • 上がらない給料

なんか、悲しくなりますよね・・・

誰のために頑張っているのか・・・

会社が無くなったら、困るのは自分です。
でも、会社と給料を餌にして、
必要以上に働かせるのはおかしいと思います。

特に中小・零細企業は、
仕組み作りに取り組むべきではないでしょうか?

  • 資金がない
  • 人がいない
  • アイデアもない

それなのに、今まで通りいくはずない。

定期的に全体を見直して、試行錯誤を繰り返すべきです。

「うちはいい会社なのか」考えるp188

終身雇用の時代が終わりを迎えようとしています。
転職もしやすくなってきました。

会社側は優秀な人材が欲しいでしょう。

でも、胸を張って「我社は最高ですよ」、
「自分も働いていて最高です」と言えますか?

子供や知り合いに紹介できますか?

人は立場が変わると相手と同じように考えられなくなります。

求職者のときは、

  • いい会社がないと思います。

求人するときは

  • いい人がいない と思いがちです。

会社側がやるべきなのは、
誰が入ってきても問題なく運営できる、
教育の仕組み」を考えることです。

どんな人でも、出来る人になる仕組みをつくれば、
優秀な人材もハンデがある人も関係なく仕事ができます。

本当の原因は、あなたですp256

心の中では分かってることだけに、
見えるように書かれるとグサッときます、、、

自分なりのやり方でやってきた結末が今の自分

本文p256
  • やろうと思っただけの自分
  • 二度寝して起きなかったのも自分
  • 勉強しなかったのも自分

そんなの分かってるよ!
と叫びたくなります。

でも、今の結果は変わらないんですよね。

中村さんだから出来たんだ、
自分とは持ってるものが違うんだと思いたいです。

思い描いた自分とは違う、
今の自分を見たくない。

それでも、今が嫌なら、
無理やりでも変えていかないと変わらない。
当たり前の現実を突きつけられました。

中小企業の経営者にこそ読んでほしい

偏見ですが、中小企業は家族経営の延長でやってるところが多い気がします。

めっちゃ偏見です、すみません・・・

うまくいっていれば、
何もいうことはありません。

でも、うまく行っていないのに、
現実を見ず、
今までと同じことをして良くなると思いますか?

変わるというのは、とても苦しいことです。
今までの慣れたやり方は馴染んでるし楽です。

でも、良くしていきたいなら変わる必要があります。

反対意見や辞める人もいるでしょう。
だけど、良くなるなら何も問題はないと思いませんか?

少しでも良くするという気持ちを忘れないための1冊でした。

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