エッセンシャル思考とは
最小の時間で最大の成果を出すこと
より少なく、より良くすること
社会人は義務感で動いている
社会人になるとやらなければならない、
「義務感」で行動することが多くなります。
- 週5勤務
- 転勤
- お客様、顧客に合わせて
- 8時間労働 などなど
しかし義務を果たす代わりに、給料(お金)が手に入ります。
エッセンシャル思考では、
義務を果たすための、以下3つの要素を知ることができます。
- トレードオフ(選ぶこと)
- 断り方のレパートリーを増やす
- バッファを取る
義務を果たすだけだとつまらないと感じるかもしれません。
しかし、会社員のうちに社会人の当たり前を身に付けると、
独立や転職するときに有利に働くのは間違いありません。
トレードオフ(選ぶこと)p68
仕事は勝手に増えていきます。
終わったと思っても新しいことがやってきます。
終わりまで計画を立てたのに・・
何個もやらなければならないことがあるとき、
あなたは何から行いますか?
トレードオフ=何かを得ると別の何かを失うこと です。
時には両立することも可能ですが、
多くはどちらかを選ぶ必要があります。
増えていく仕事の中で、
何かに「イエス」ということは、その他すべてに「ノー」ということなのだ。
本文p72
・・・タフな選択を自分で引き受け入れなければ、
誰か他人(会社や顧客)にすべてを持っていかれるのだ
当たり前で最も衝撃的な事実を知り、恐ろしさを感じました。
自分で優先順位をつけ、時にはできないとはっきり伝えることも必要です。
でなければ、仕事に追われ続けることになります。
何のためにお金を稼いで、働いているのか?
お金の向こうに豊かな自分・家族と過ごす自分を見るから、
頑張って働けている面もありませんか?
断り方のレパートリーを増やすp174
家族の時間、自分の時間をつくるためにも、
勇気をもって断ることが大切です。
でも、「それは無理!」「できません!」と、
ストレートに言ってしまうのは印象が悪いですよね。
エッセンシャル思考では断り方を8つ紹介しています。
私の生活で使いやすく、実際に使ってみたものは3つです。
- とりあえず黙る
- 予定を確認して折り返します
- 別の人を紹介する
とりあえず黙る
黙ることで、考える時間が増やせます。
言葉に反応して、すぐに何か言いたくなりますが、
じっと我慢してください。
相手が主導で話しているときはペースに巻き込まれがちですから、
一度黙ることで、自分のペースを取り戻すことができます。
予定を確認して折り返します
これはめちゃくちゃ使えます。
使っている方も多いはずです。
迷うようなことは、その場で答えないほうがいいでしょう。
本当に予定を確認しなければならない時にも使えますが、
断りたい時に、メールや文章で断ることができます。
対面で断るより、ハードルが下がりますよね。
しかも、文章なら書き直したり、見直したりできます。
別の人を紹介する
お願いされたものによる断り方です。
別な人を紹介するには、人間関係も大切です。
何でもかんでも他の人に押し付けると、
反感を買う可能性があります。
- 自分より得意な人を知っている
- 手の空いてる人を知っている
そんな時に使える断り方です。
バッファを取るp218
バッファ(緩衝)とは、2つのものがぶつからないようにするためのものを言う。
本文p220
簡単に言えば、余裕を持つことです。
仕事には締切があります。
何でも引き受けて、
全部が中途半端に終わることは避けたいですよね。
見積もりは1.5倍で考える
何に余裕を持つかと言えば、
- 時間
- スケジュール
- 見積
- お金
- 人 などあらゆることに当てはまります。
私たちは、予測不可能な世界に住んでいる。・・・・だから、何が起こってもあわてないように、あらかじめ備えておいた方がいい。
本文p219
間に合うと思っていたのに
→事故やトラブルで間に合わなくなる。
予約の人数ピッタリで準備していたが
→失敗したり落としたりして足りなくなる。
部下に資料を頼んでいたのに
→急な所用で最初から自分でやる羽目になる。
何でもピッタリで結果が得られるのは気持ちがいいです。
そうするのがベストではあります。
でも、予想通り・計画通りにはいかないものです。
1.5倍のバッファを取ると、たまに過剰分、余裕分が出てくることがあります。
その過剰分・余裕分は「ごほうび」だと考えると嬉しくなりませんか?
その「ごほうび」の時間は、子供の時には味わえなかった社会人の特権ですね。
コメント