視点を変えたいときの一冊

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ファクトフルネス

結構な厚みがあります。

パッと読んだところ、

退屈で地味な印象が強く、眠くなりそうです。

だけど、

淡々とデータや事実に基づいて判断していく大切さが書かれ、

自分の考え方は正しいのか思い直すことができます。

私たちは先入観や思い込み、考えに癖を持っています。

その癖を自覚し、

与えられた情報を自分で確かめるきっかけ作りになるのがこの本です。

自分で考えて判断できると、

  • 自分の軸が必要になる
  • 何が大切なのか自分で決める
  • 結果的に充実した人生を送れるようになります。

確かめるために疑ってみよう

特に新社会人、大学生、18歳成人になった方におすすめします。

最近こんな言葉を聞きました。

数字は嘘はつかないが、数字を使う人は嘘をつく。

数字は客観的なデータであり、確からしさを感じさせてくれます。

しかしどんな数字を使うか、どのように数字を見せるかで

同じ内容でも魅力的なものにもなるし、

見向きもしないものにもなる。

新しい生活が始まったり、新しい環境に置かれると、

気持ちも開放的になり、色々手を出してみたくなりますよね。

すごそうな人に言われたし、せっかくなら新しいことにチャレンジしたいと思うかもしれません。

でも、そのまま鵜呑みにして、

いわれるがまま手を出すと損をすることの方が多いです。

社会勉強として話を聞いてみるのは良いですが、

その内容が自分にとって得なのか損なのか、

あなたの生き方、やり方にあっているのかいないのか、

考えずに手を出して失敗してほしくないと僕は思います。

ありのままに世界を見れる人になろう

著者の体験を交えて、こんなことがあった、こういう間違いをしていた、

得られた教訓はこんなことだったと章だてて書いてあります。

よく考えれば当たり前のことですが、

よく考えれば当たり前のことをふと忘れてしまう

そして後悔する選択をしてしまう。

この本は世界の本当の姿についての本でもあり、あなたについての本でもある。

あなたや、私が出会うほとんどの人がありのままに世界を見ることができないのはなぜだろう。

どうすれば世界を正しく見られるのだろう。

そんな疑問にこの本は答えてくれる。

本文

この本にまとめられているのは、著者の後悔でもありあなたの過去の後悔でもある。

なぜそのような選択をしてしまったのか、

あなたが悪いと思ってきたことは、脳や人間の癖であり、

誰にでも当てはまることだときっと分かります。

これまで後悔したことがあるならより自分事として感じられるでしょう。

確かに退屈でつまらないと思う。

あっと驚くような斬新な手法が紹介されているわけではありません。

しかし、あなたの日常の中でよく起こる選択と考え方が紹介されています。

だから、ファクトフルネスを活用する場面はとても多くあり、

読んだことを思い出すたびに、充実した人生になっていくでしょう。

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